恋愛論



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それをいっちゃあおしめえよ

 竹田現象学に基づいて書かれた恋愛論。読者がそれぞれ自分の恋愛経験に基づいて納得できる内容である。読者によっては、恋愛の気付かなかった、新たな一面を発見して、「なるほど!」と膝を打たれるかもしれない。
 しかし、この本を読了してきわめて本質的な疑問を抱いてしまった。それは、世のすべての恋愛論に共通するものかもしれないが、こういう内容の本を読んで、恋愛に対する洞察を深めたところで、恋愛のテクニックが向上するわけでもないし(笑)、また恋愛中の自分をセーブできるわけでもないし、要するに実生活における恋愛にはこのような恋愛論は何の影響も与えることはできないのだ。
 そう考えると、世に氾濫している哲学の本は数多あれど、恋愛論ほどある意味無意味なものはないだろうか?
 かなわぬ恋とわかっていても突進してしまうのが人間の人間たるゆえんだからである。
現代のすぐれた恋愛論

 恋愛においては、不思議なことにプラトニズムとエロティシズムが統合されて現象する。なぜなのか?竹田はさまざまな文学作品を縦横に引用し、分析を加えながら、その問いに迫ってゆく。ここはすぐれた文芸批評を書いていたこの著者の面目が躍如としているところだ。実際、これらの小説が読みたくなって、いくつかのものを読んだものである。
 私がこれまで読んだ恋愛論のなかでは、いちばんおもしろかったのは事実である。ただし、竹田青嗣の著作のなかでは、ちょっと特殊かな。この著者の基本的な考え方を、他の本で知ってから読めば、こういう著作にもベースには独自の思考が生かされていることがわかるだろう。
 



作品社
恋愛というテクスト (竹田青嗣コレクション)
エロスの世界像 (講談社学術文庫)
近代哲学再考―「ほんとう」とは何か-自由論-
ハイデガー入門 (講談社選書メチエ)
自分を知るための哲学入門 (ちくま学芸文庫)







         
         
         
         

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